The balance of the ANS

こんにちは

辻堂・鵠沼海岸のマシンピラティススタジオ iroha(イロハ)代表 aiです。

気温も湿度も高くなるこの季節、身体のだるさや疲労感、イライラ、不眠といった不調を感じる方が増えてきました。

こうした不調の大きな要因のひとつとして、自律神経の乱れがあります。

今回はそんな【自律神経とピラティス】についてお話しします。

自律神経とは、私たちの意思とは関係なく身体の働きを自動でコントロールしてくれる神経です。

たとえば呼吸・心拍・体温調整・消化など、生きていくうえで欠かせない重要な役割を担っています。

自律神経には交感神経(活動・緊張)と副交感神経(休息・回復)の2つのタイプがあり、この2つがバランスよく働くことで身体と心は安定します。

夏は外の暑さと室内の冷房による温度差、睡眠リズムの乱れ、湿度による体の疲労などにより、知らないうちに自律神経に大きな負担がかかっているのです。

では、どうすれば自律神経を整えられるのでしょうか?

その方法のひとつが、ピラティスです。

ピラティスはただ身体を鍛える運動ではなく、呼吸・姿勢・集中を大切にした整えるためのエクササイズ。自律神経のバランスを整えるためにも、とても効果的な習慣です。

中でも、背骨の動きにフォーカスしたピラティスの動作アーティキュレーションでは、自律神経の通り道である椎骨を一つひとつ丁寧に動かします。

胸椎や骨盤を中心とした動きによって背骨がほぐれ、神経伝達がスムーズになり、全身のバランス調整力が高まります。姿勢を整えることで神経や血液の流れも良くなり、身体の内側の働きも自然と整っていきます。

また、ピラティスは「今の自分に集中する」習慣でもあります。

忙しい日々の中でつい思考が先走りがちになりますが、ピラティスの時間は“今この瞬間の身体と心”に意識を向ける時間。

この身体感覚への集中が、自律神経の過活動を鎮め、精神的な安定にもつながります。

さらに、適度な運動によって交感神経が一時的に高まり、その後に副交感神経が優位になる揺り戻しが起こることで、自律神経のトレーニングにもなります。

このような適度な刺激が、自律神経の切り替え能力(いわゆる可塑性)を高めることが近年の研究でも報告されています。

夏の疲れは、ただの気のせいではなく身体からのサインです。

がんばるだけではなく、「整える・ゆるめる・回復する」時間も大切にしていきましょう。

ピラティスを通して、呼吸を深め、姿勢を整え、心と身体をリセットする時間を。

この夏が皆さんにとって健やかで、心地よい季節になりますように。

愛を込めて。

iroha(ピラティス & トレーニングスタジオ) 

藤沢市鵠沼海岸2丁目2-11OCEAN’S 8 304

火~金9:00-:17:00(最終受付16:00) / 土日祝9:00-18:00(最終受付17:00)

Closed on Mondays

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